飲食店でドリンクを絶対にケチってはいけない理由【損して得取れます】

飲食店でドリンクを絶対にケチってはいけない理由【損して得取れます】3 飲食店向け

よく、オシャレ感出して細長いグラスでビール出してるお店、ありますよね?

そういう雰囲気の店ならわかる。でもフツーの居酒屋で細いグラスって、もうケチってるのがバレバレ笑。たった100mlケチってどうすんねん??

まあでもチリも積もればって言うし、細やかな営業努力は必要だけども。

でもセコい営業努力は必要ないです。

簡単に言うと、「ドリンクなんてケチケチしないでドーンと出しちゃいなよ!」ってことなんですけど、その理由を説明します。

ドリンクに対する顧客心理とは?

単純に値段のことじゃないんです。値段は最初からわかってるんでお客様は。行く前から。

例えばビール290円の店は料理も安いとこですよね。安く飲もうと思って行ってるわけです。だから多少ビールの泡多めでも許せる。

ビール900円の店もそう。全体的に高めになりそうなのは行く前からわかってる。でも店の雰囲気とかに価値を感じてるんだからそれでいい。「彼女との素敵な夜をありがとう」って感じで。

大事なのはお客様が体感するコスパなんです。

いい感じの店でほっそいオシャレグラスのビールが900円。これは全然OK。

でも、「ジョッキ生390円!」て謳ってる店で、特注かよ!?って思うような空前絶後のミニジョッキで出てきたらマジぼったくられ感なんですよね。

そして更にヤバいのがここから。

ドリンクをケチると客単価が下がる

ドリンクのコスパが悪いと飲食の量が減ります。

理由は、先ほどの “ぼったくられ感”。

余程ほかの部分(料理や店の雰囲気とか)で良コスパを感じない限り、あまり注文したくなくなってしまう。心の壁、“ぼったくられガード”発動です。

結果、客単価は下がることになる。んでどうせ帰りに小腹空いてコンビニでおにぎりを買うんです。当然もう来てくれません。

逆にドリンクのコスパが良いと何も気にせず注文するし、量も飲む。“ぼったくられガード” が最初から外れていて、気分も上がってどんどん飲むし食べるし状態。

気付いたら腹パンパンの大満足。会計が想定より多少高くなっても、「今日は飲んだしな~笑」で片付けてくれます。

「高い」は価格ではなくコスパに対して感じるもの

飲食店でドリンクを絶対にケチってはいけない理由【損して得取れます】2

ドリンクで取らなきゃいけないのはわかります。利益率が高いものを多く出した方が儲かる。ドリンクは料理よりも圧倒的に利益率が高いですから。

でも、そんな目先の儲けを考え過ぎると絶対に失敗します。ドリンク一杯ごときでセコく儲けようとしてはダメ。

それよりもドリンク一杯の儲けを削って安くして、数を多く出す方が結果的に儲かるしお客様も喜ぶ。

で、喜んでくれればまた来店してくれる。WINWIN。これが飲食店の理想的な善循環。飲食店経営で一番重要なとこです。

それでこれがわかってないお店がとても多い。

コスパ低いドリンク出して、お客様もそんなに飲まなくなって、もう二度と店に来なくなるっていう悪循環に陥る。本末転倒。

客様を満足させなきゃ次なんて無いんですから。

料理はいいんです。お店によって色々だし、相場もボヤけてるから。でもドリンクはある程度相場が決まってる。だから高いとか安いとか感じる。これが顧客心理。

だからお客様に「安いじゃん♪」って思わせたら勝ちなんです。

ワインもね、グラス半分くらいで止めないでたっぷり注いでやるの。「え?そんなに!?」って思わせたら勝ちですよ。

ですので、「ドリンクはサービスサービス♪」くらいにやった方が利口です。断然儲かる。「損して得取れ」とはこのこと。

そもそもドリンクなんて原価安いんですから微々損の大々得ですよ。

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