客単価が20%アップする飲食店メニューの価格表記の方法【即効果アリ】

客単価が20%アップする飲食店メニューの価格表記の方法【即効果アリ】3 飲食店向け

「簡単に客単価を上げられないかなぁ」と考えたことはありませんか?

飲食店を経営していれば誰でも皆思うことです。

これから説明するのは、客単価アップに最も簡単で最も即効性のある価格表記方法です。

客単価が一人あたり0.5~1品分上がります。一般的なレストランや居酒屋で400~1000円くらいです。

これを実際に売上計算してみましょう。

客単価が0.5品分、例えば400円上がるとすると、1日の来客数が50人だとして1日2万円の売上アップ。1ヵ月間で25日営業だとすると50万円の売上アップになります。

大した手間も苦労も無く、月に50万円の売上アップですから、これはやらないとかなり損です。

しかもこれらは、私のクライアントで実践し、実際に効果を得ているもの。

以下をお読みになり、もしもまだ実践していないものがありましたら今すぐ実践してみてください。実践したその日から客単価アップが期待できますので。

価格表記を“心惑わす表記”に変える

客単価アップの価格表記方法1

“心惑わす表記”とは、顧客心理を利用した価格表記にするということです。

具体的には以下の3点です。

価格を1円下げる

これは、キリのいい数字から半端な数字に変えるということです。具体的には例えば、「700円」を「699円」とすること。

これが有効な理由は3つ。1つ目は、人は価格の一番左数字を重視するからです。

一番左というのは、上記の例だと「700円」の「7」のことです。

「700円」とあると、そのメニューは「700円台」と認識します。ですが、「699円」となっていると、一番左の数字は「6」ですから、「600円台」という認識になります。

つまり、「700円」と「699円」では実際はたった1円しか違わないのに、顧客心理上の認識では100円の差があるのです。これはかなりヤバいです。

2つ目の理由は、計算しらくなるからです。

例えば700円と800円と500円のメニューを注文すると、特に意識しなくても頭の中で「2000円」と合算します。

ですが、699円と799円と458円だったとすると、計算しづらくなり、無意識の合算も曖昧なものになります。「ざっくり2000円以内」くらいの認識となります。

これにより、金額に対する抑制が緩くなります。

3つ目は皆さんもご存知の通り、金額末尾が「98円」「99円」に対し人は「安い」と感じてしまうからです。

スーパーなどは必ずこのような表記になっているはずです。

「¥」「円」を無くす

これは「¥699」や「699円」を「699」のみにするということです。 

人はその数字が「金額」と感じると抑制が働きます。つまり慎重になります。

そこで価格表記で「¥」や「円」を無くすことで、その数字に対して「金額」という意識が緩和され、「¥」「円」の記載がある時よりもお金を出しやすくなります。

「えーホントに!?」と思うでしょうけど、でもこれを、某有名カフェチェーンではかなり前から実践していることは有名です。

赤い字表記を加える

特に日本人は赤い字で書かれた価格表示は無条件に「お得」と認識します。

例えば、通常より高い金額設定でもそれが赤い字で書かれてあれば、「これ得なのかも」と感じるのです。

顧客心理的には、「普通ならポテトサラダが699円もしないけど、ここのは他と違って何か特別なんだろうな」と深読み認識します。

価格を赤にするだけでなく、メニュー名を赤にしたり赤で下線を引いても同様の効果があります。「人気メニューだから私も注文しようかな」という意識となります。

まとめ

ここまでご紹介した手法で実際にメニュー表を作ってみるとこんな感じです。下が実践したものです。

客単価アップの価格表記方法3

もしも現在、上段のような未実践の表記だとしたら、下段のような実践済み表記に変えることで、その日から客単価20%アップが期待できます。もう今すぐやってください。

【注意】価格表記はお店の雰囲気と合わせることが大事です。特に高級感を出しているお店だと、上記の例のようにしてしまうと安っぽさが出てしまいますのでお気を付けください。その場合例えば「2499円」ではなく、「2480円」あたりにしておくと雰囲気も保ちつつ顧客心理もくすぐることができます。

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