ランチ客が夜に来ないことへの対策【これが出来ていないお店が多いです】

ランチ客が夜に来ないことへの対策【これが出来ていないお店が多いです】3 飲食店向け

「ランチは来てくれるのに何で夜には来てくれないの!?」

これで悩んでるお店ってかなり多いです。

「なんで昼しか来てくれないんだ!?」とイライラしてる店主は多い。

ランチはサービス価格だから、それだけだと “いいとこ取り” されちゃってることになる。

お店にとって「ランチ」の役割としては、利益よりも認知優先。つまり、ランチでお店を知ってもらって夜にも来てもらいたい。そのためにサービス価格にしてるワケですね。

それなのにお得ランチだけ食べて夜には来ないお客様が多いもんだから店主の笑顔も引きつる。

普通の飲食店はランチ大盛況になったとしてもそれだけじゃ絶対に儲からない。利益が低いから。

飲食店は夜来てもらってナンボ。利益率が高い商売ができるのは夜なんですから。

そっちに誘導することができなければ、薄利なランチはただただ体力を削られるだけ。餌だけジャンジャン取られて逃げられてしまっている。

そりゃ焦るしイライラもするし血尿も出るし嫁も逃げて当然。

あなたのお店はお客様にどう思われているのか?

ただ、お客様にとってもランチはお得優先。毎日のことですから。

夜なら「楽しさ」とか「雰囲気」も来店要素になるが、ランチについてはお得最優先。お客様からしたら「いいとこ取りして何が悪い!」と言ったところ。

まあでも逆に言えば残念ながら、あなたのお店は夜来るには値しない って思われてるってことでもある。

つまり、「この店は夜に来ても得は無い」とランチ客に思われてるということ。味も価格も楽しさも雰囲気も。なのでやっぱり、厳しいですがその辺を上手くやれていないお店の方が悪いと言えますね。

まあまず今回は、ランチ客が夜に来ないってところをしっかりと解決していきましょう。

この解決は簡単です。

この解決策は超簡単です。

それは、ランチ客は無視する。これに限る。

ランチ客は夜には来ないものと割り切ってしまう。ディナー客がランチに来ることはあっても、ランチ客が夜に来ることはないです。

来ないものを無理やり引っ張ろうとすると、とんでもない労力がかかるからそれはやめる。

ランチと夜は別モノとして捉えること。ランチはランチ、夜は夜。切り離して考えるんです。

だからランチ客は夜に来なくていいんです。夜のことなんてどうでもよくて、とにかくランチで大満足させてやること。ランチ完結。それで、他のお店には行けないくらいあなたのお店のランチの虜にしてやる。

ランチタイムに猛ダッシュでお店に飛び込んで来させるんです。お店の入口にゴールテープ張って待っていてもいい。

でもこれ、「潔くランチ客の夜誘導をキッパリ諦めて、本日も“ランチ大満足お客様は神様です運動”元気モリモリ営業中!作戦」と思ったのならそれは大きな間違いです。

これも実はゴリゴリキレッキレのディナー集客戦略です。こうした方が得だからやるんです。

僕は儲からないことは一切やらない。一見遠回りに見えますがこれが、ランチ客がディナー客にもなる近道なんです。だからやるんです。以下で具体的に説明します。

ランチ客が夜にも来るその流れ

ランチ客が夜に来ないことへの対策【これが出来ていないお店が多いです】2

まず、ランチ客は夜に、すぐには来ないがいずれ来る。

どういうことか?流れとしてはこうです。

まず、 “ランチはランチ、夜は夜戦略” を練ってそれぞれで仕掛けます。そうすると、

→夜の仕掛けが昼に “漏れ出て”、それをランチ客も目にしたり感じたりする。

→そのうち、最初は夜に興味を示さなかったランチ客も夜が気になってくる。

→「一度夜にも来てみようかな」と思うようになる。

→“何かのタイミング” で夜に来る。

→「あれ?夜もいいじゃん!」

→昼も夜も来るリピーターになる。

以上がランチ客が夜にも来る流れです。

“ランチはランチ、夜は夜戦略” について

ポイントがいくつかあります。

まずは、夜は無視したランチ戦略。“ランチはランチ、夜は夜戦略”の部分。

お店としてはランチ客に対して、「夜は来なくて結構ですよ~夜は夜のお客様がいるんで~♪」というスタンス(間違っても口に出して言っちゃダメ)。その余裕が逆にランチ客の興味を引くことになる。

次に、夜の仕掛けが “漏れ出る” ってとこ。ここ難しいですよ。

これはランチ客に、「この店は夜には別の知らない世界があるんだな」と感じさせること。

「このランチの延長線上に夜がある」と思われてるから「夜は得ナシ」と見切りをつけられてるんです。だから、夜は夜でランチとは違う世界があると感じさせること。

例えば夜やってるイベントとか装飾とかメニューとか。これを見えないように上手く見せる。

そうするとランチ客は、最初は「自分は関係ない」って思っていてもジワジワ効いてくる。

細かいことは長くなるので別で以下に書きます。

→ランチ客への夜誘導の仕掛け【具体策手順公開】coming soon

そして次に、“何かのタイミング” をこっちから提供してやる。

ランチ客が夜が気になってきたところで、夜に来るための背中一押し的なモノを提供する。でも、夜しか使えないクーポンとかマジ最低愚策だから絶対NGです。今までの仕掛けが台無しになります。

この辺も以下で詳しく書いきます。

→ランチ客への夜誘導の仕掛け【具体策手順公開】coming soon

あとは一回夜に来てもらえればもうこっちのもの。

戦略モリモリ顧客大満足WINWIN地獄(天国か)が待っている。といった感じです。

気長に一歩一歩攻めること

詳細説明をまた別でしないと実践しにくいかもしれませんが、イメージはできたかと思います。

とにかくまずは、“ランチはランチ、夜は夜戦略” の一歩目として、ランチ大満足作戦から始めてみてください。で、決して夜に勧誘しないこと。お客様は勧誘されても来ない。自発的に「行きたい」と思わなきゃ来ないものです。

ランチで大満足させて、そのうち夜が気になってくるって戦略だからそれを忘れないでください。

ランチ客が夜に来るようになるには少し時間がかかります。だから焦らないこと。ランチに来ているそのお客様を今夜も来店させようとするのは、コンビニ店員をデートに誘うくらい難しいです。

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