100年の伝統を持つお茶の老舗が手掛けるアイスクリームのブランディング。これまではお茶以外の商品は無く、新たなチャレンジとなりました。扱っているお茶を粉末にして練り込んであり、大人のアイスといった感じ。ポイントとしては、老舗お茶屋の雰囲気は崩さず、手軽さ・新しさも出したい、といったところです。仕事内容としてはネーミング、キャッチコピー、カップ表紙(蓋)デザイン、ポップデザインです。
具体的な取り組み内容
まず最初にアイスを作るとなった時に、アイス加工業者からカップデザインも提案されたようなのですが、こんな感じだったようです。

よくある形です。これはこれでシチュエーションによってはアリだと思います。例えば道の駅で売るご当地アイスであれば、こういったものの方が変にパッケージにこだわってなくて“ご当地感”が出ます。ただ今回はちょっとコンセプトが違うので、僕の方で作ることになりました。
まずカップデザインの前にネーミング。考えるべきワードは「お茶の老舗が作る、ちょっと高級(単価350円)、お茶が練りこんである」あたりです。そこで考えたネーミングが「贅沢あいす」。キャッチコピーとしては、「百年のお茶屋のアイス」です。次にカップデザインですが、業者からの標準だと蓋のふちが金色だったので白に変えてもらった上で、まず作ったのがこちら。

パターン和柄を透かしで使って、それぞれの色はグラデーションをかけています。カップのサイドはシンプルにロゴのみ。
そしてここから調整。印刷コストを抑える為にデザインを簡単にして色もグラデーション無しの単色に。サイドのロゴも無くしました。最終的に製品として出来上がったのがこちらです↓

ポップデザイン。店内掲示用とネット用。↓

こちらはイベント時の風景です↓
